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筋肉吊り上げ手記

受験期に追い詰められ人生が詰んだ僕

受験期、僕は相当追い詰められていた。

周りの人の期待に応えなくてはいけないというプレッシャー、なかなか伸びないテストの点数。

学習塾で勉強してる時、僕はあることを思い付いた。

「脳に筋肉を集めればさらに頭の回転も良くなるんじゃないか」

さらに漫画のように自分を追い込めば、より自分の能力値が上がるんじゃないかと考えた。

そして、

僕は全身の筋肉を吊り上げてしまった。

吊り上げたあとに恐怖で筋硬直してしまい、戻らなくなってしまった。

吊り上げた時の感覚を例えると、2tトラックが顔の内側から突っ込んできた感じである。

吊り上げた瞬間僕は「あ、人生終わったな」と思った。

筋肉を吊り上げてからの1年は盛って3秒、盛らすに3か月の感覚で1年が過ぎていった。

それでも僕はバカだったので「まあ治るだろう」くらいの感覚で日々を過ごしていった。

しかし、2年、3年、4年と年月は過ぎていった。

そうこうするうちに就職活動の時期になった。

僕の本来の夢はギャグ漫画家になることであった。

子供のときから、ギャグ漫画を読んでいるとその内容を頭の中で再現できて、その感覚をもとに

自己流のギャグ漫画を頭の中で作っていた。

学校の登校中に歩きながら頭の中でギャグ漫画を作っていたし、それに夢中で

赤信号に気づかず、エスティマにはねられそうにもなった。

しかし、僕はクラスの皆も同じようにギャグ漫画を頭の中で作れるし、皆もギャグ漫画家になりたいんじゃないかと3割そう思っていた(7割はそうじゃないと思っていた)

そういうことで子供のころからの夢だったギャグ漫画家になるため、専門学校に行くことにした。

しかし、地獄は続いていた。全身の筋肉を吊り上げていた影響で脳の認知機能が低下しており、

なかなかうまく自己表現ができない。

どうやら筋硬直の影響で前頭葉にロックがかかってるようである(専門家ではないのであくまで感覚の話)。

それでも何作か面白いといわれたものは描けたが、執筆の途中に筋硬直の影響で数秒に一回作業が止まってしまう。

さらに描いてる途中で肛門に筋肉が戻ってゆき、前立腺が刺激され、漫画を描くどころじゃなくなるときも多々あった。

つまり、線1本描いて作業が止まるみたいなことを繰り返しておりどんどん精神的に疲弊していった。

僕はさすがにこれはおかしいと思って2カ所の整形外科に行き、それぞれの場所で2回レントゲンを撮った。

だが2回とも異常なし。

次に脳神経外科を訪ねた。

脳をMRIで撮ってもらったがそこでも異常は見つからなかった。

医師は、

「うーん…確かに筋肉に腫れはあるけど特に異常はないですね…MRIにも異常は見られませんでした。」

といった。

しかし医師は少し考え、このように言った。

「何かストレスとかと関係してるのかもしれませんね。」

絶望的な状況の中、僕はこの言葉に引っかかりを覚え、

最終的に精神科を訪ねることにした。

次回に続く。

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