『臨床心理士ってどんなだろう?』の続き。
読書療法の進め方としては、
- 本を読む
- 感想をメモにまとめる
- カウンセラーに感想を発表する
- カウンセラーの質問に答えたり、カウンセラーの意見を取り入れて自分の考えをブラッシュアップさせる
といったことを行った。
本を探す時は、なるべく直感に従って選んだ。
その方が本当に自分が求めている情報を得やすいからである。
また本だけでなく、マンガや映画などからも取り入れていった。
読んだジャンルとしては心理学をはじめ、量子力学、遺伝子学、意識、宗教、教育本、哲学書、体験記…などが挙げられる。
…それでは、実際に読んでいった本や漫画・映画で特に参考になったものを読んだ順に紹介していこうと思う。
愛するということ
個人的に役に立ったなぁということで思い浮かぶ本その1。臨床心理士のTさんのおすすめ本である。
Tさんは仕事で立ち止まったときにこの本を読んでいて、本がボロボロになっているらしい。理解しきれなくても謎に面白いし、2回目を今読んでいるが、理解力が上がってさらに新鮮に読める。ただし、当時の倫理観で書かれており、同性愛者への差別発言や性への言及等、今の倫理観にそぐわない発言があるので注意が必要。
「愛するということ」というタイトルが指し示すように、「愛」についての哲学が書かれている作品である。
「たくさんもっている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。」
という文言が文中にあるように、愛とは、見返りを求めずにまた、自ら進んで与えるものである、というのがこの本の趣旨になる。
そうして、他人が自立できるように成長を促すことが愛だと作者のフロムは唱える。
また、自ら進んで何かを与えることの他に愛することにおいて欠かせない条件としてフロムは、
- 相手を配慮すること
- 相手が求めるものに応じる責任をもつこと
- 相手を尊重すること
- 相手を知ること
を挙げている。
ここでの「相手」とは、自分自身も当てはまり、自分を愛せないと相手を愛することができないことを説えている。
自分について知らなかったり自分を信じれなくなるということは、自分を愛せていないことであり、自分を孤立させ不安に陥ってしまうということを示す。
正しく自分を愛せることで自分の進むべき道が可視化でき、また自分に余裕ができると他人を助けることができるということがこの本には書いてある。
「愛することは技術だ」という文言が示すように、自分を上手く「愛する」ことができることが精神病と上手く付き合うコツだなと思わされる一冊である。
…やばいな。割と前に読んだものなので、レビューをサラッと書けない。
再読しながら書くことにしたため、1冊ずつ紹介することにする。欲張るのは良くないからね。

